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今日は、太郎の卒業式でした!
涙…涙…の卒業式と、思いきや。
全然でした(๑˃̵ᴗ˂̵)
今日は、彼が隣にいてくれたので、とても安心して出席するとこができました。
今日は、一度も太郎にも会わずに帰って来ました。
しかも撮影禁止。
せっかく彼も来てくれたのに…。
二人で最前列で座っていたのに…。
社会人だし、仕方ない…ですよね。
そして、今日は!
朝ごはんに、くるみスコーンと、キャロットスコーンと。
ミネストローネを作りました。
目覚めに野菜不足の彼に、野菜ジュースと青汁ミックス。
お昼ご飯!
久々に、回転寿司を食べました。
私は、生物が苦手なので、いつもこんなメニューを食べてます。
まるでお子ちゃまですね(๑˃̵ᴗ˂̵)
デザートは、豆乳入りの揚げドーナツ。
お腹いっぱいになりした。
そして、帰って来て、彼と岩盤浴行ってから、自家製の生醤油でお刺身をおつまみにして、お酒を飲みました。
値下げしてあった、
鯵のお刺身。
このビールは、太郎から彼へのプレゼントです。
これが自家製の生醤油です!
彼も美味しい!と言ってくれました。
明日は、お弁当作ってドライブに行って来ます!
若者の鯵離れについて
「あっつー……」
縁側に出た瞬間に襲ってきた、もぁっとした空気。
夕方になると昼間よりは幾分かマシになる。それでも汗が背中を伝うぐらいは暑い。
座布団に座って、団扇で生ぬるい風を送り、カラン……とグラスの氷を鳴らしながら縁側から見る夕日は、向こうに見える海に反射して、濃いオレンジ色をしていた。
来月から3ヶ月の映画の撮影が始まったら、なかなか休みが取れないだろうからって、マネージャーが俺達の為に1週間の夏休みをくれた。
昨日はちょっと足を伸ばして温泉に行って、こじゃれた土産物屋で、黄色と青のグラスを買った。
今朝は、俺が朝寝坊してる間に智は海に釣りに行った様で、今、台所で釣ってきた魚をフライにしているところだった。
「さー、出来た!」
頭にタオルを巻いた汗だくの智が、豪快に皿に盛られたフライと、最近嵌まってるキーマカレーを、お盆に載せて持って来た。
「おー!うまそー!」
昨日買った青のグラスに、氷と自家製の杏酒を注ぐ。
春に桜に似た花を咲かせた杏は、6月にはたわわな実をつけた。智が収穫して、この家の元の持ち主に聞いて、杏酒を作った。
「あっつー!けど、うっまー!」
智が釣ってきた
鯵のフライはサクサクで美味しかった。
智と出会って4回目の夏。
智と一緒に暮らして2回目の夏。
智との暮らしは、穏やかに静かに続いていた。
智が作った杏酒が瓶の半分ぐらいに減った頃には、いつの間にか辺りは暗くなり、たまに吹く涼しい風が縁側の風鈴をチリンと鳴らした。
杏酒がうまくて、ついつい飲み過ぎていつもなら聞かない事。
夏の暑さと夏休みの開放感が俺を大胆にさせた。
「昨日さ、温泉行く時、ラジオから流れて来たじゃん?」
「んー?何が?」
「嵐の歌」
「嵐?嵐の歌……あぁ……そーだったっけ?」
「もー!今度俺、嵐の番組に出るよって話したじゃん!あのアイドルグループ!」
「あー……んで?嵐がどーしたの?」
「いやさ……流れて来た曲がさ、すっげー明るいノリの曲だったんだけどさ」
「うん」
「その中に、もう一度あの日に戻るとしても同じ道選ぶだろうって歌詞があってさ」
「へー」
「ちょっと考えたんだよなぁ……」
「……なにを?」
「智はさ……」
「……ん?」
「もし……俺と出会う前に戻ったとしたら……」
「うん」
「今度はどうする?」
「どうするって?」
「俺と出会ってさ、またさ、」
「うーーーん……」
「同じ道……選ぶ?」
「いや……うーん……い…うーん……選……ばないかな」
智はしばらくうんうん唸った後に、こう言った。
「え?」
「え?……あ、いや、同じ道は選ばないよ、絶対」
「ぜ、絶対……選ばない……んだ」
「うん」
なんで
絶対選ばないって……
ヤバい……もう聞いた事後悔してる……
「……なんで?あ……やっぱり女の子と結婚……とかしたいの?」
「だって……お前と離れたくないもん」
智は少し鼻息荒く、そう言った。
「……へ?」
「だって……今度はお前と1年も離ればなれになんてなりたくねーもん。だから、同じ道は選ばない。俺がずっとそばで支える。写真撮られないように、道端でチューしたり、マンションの窓際でイチャイチャしないように気を付けるし、あ、社長さんにも認めてもらえるように頑張るし、うじうじしないですぐ一緒に住むし、あ、その前に、すぐ好きだって言うし……」
赤い顔して、少し舌ったらずな話し方で必死に言ってる……
智……
お前……
バッカだなぁ……
「それから、毎日エッ……」「あーもー、はいはい分かったよ」
俺は、智の手からグラスを奪い取って、縁側に押し倒した。
智の胸に顔を埋めると、トクントクンって鼓動が聞こえる。
大きな手が、ゆっくり俺の頭と背中を撫でる。
「な?絶対同じ道は選ばないだろ?」
「ふふふ……うん、選ばないね」
汗の匂い。魚の匂い。カレーの匂い。そして、智の匂い。
「お前は?」
「え?」
「お前は……どうする?同じ道…選ぶ?」
「俺は……智と同じ道を選ぶよ。」
「そっか」
「智と出会って、好きにならないとかあり得ないし。智と出会ったなら、何としてでも手にいれるから」
智の胸から顔を上げて、首を伸ばして智の口に口付けた。
「ぐぇ……重っ……」
俺の全体重がかかって、智が変な声を出す。
智……
さとし……
大好き。
大好きだよ。
「なぁ、かずなり………スる?」
「………へ?」
智はそう言うと、俺の身体をクルッとひっくり返し、汗でベタベタな俺を軽々と持ち上げる。
「変な事聞いた罰だからな?」
ニヤッと笑う智は、身震いがする程色っぽかった。
どうやらこのままベッドらしい。
俺はこれから長くなるであろう夜を想像して、明日はまた朝寝坊になるんだろうなぁ……って覚悟した。
END♡
この夏嵐のお話は、豆腐屋おおちゃんと芸能人ニノのお話(豆腐屋シリーズ)です。二人のなれそめはこちらから♡